プロフィール
手良村知功(てらむらあきのり)
Akinori Teramura
1.研究
博士論文テーマ:深海性魚類の種及び遺伝的多様性に関する研究
概要:『日本近海太平洋岸および台湾の水深100m以深から記録されている1510種の分布記録をまとめ,階層クラスター分析によって日本近海における深海魚類相の特徴を明らかにした.次に,DNAバーコーディングやMIGseq法を用いたSNP解析といった分類群横断的なDNA解析手法を用いて種内の遺伝的多様性について調査した.最後にギンザメ類に注目した全ゲノム解析を行い,日本産ギンザメ科魚類のほぼ全種のゲノムを使った系統解析を実施した.』
現在取り組んでいる研究テーマ(2023年時点):
・日本産ギンザメ科魚類の分子系統解析:学会発表1回
・日本産及び台湾産ギンザメ科魚類の分類学的な検討:学会発表1回
・深海性仔稚魚のDNAバーコーディング:2023年笹川研究助成採択課題
・日本海産深海域の魚類多様性に関する研究:職場での課題研究
経験のある研究手法(勉強中):群集構造解析,集団構造解析,ゲノム解析...etc
好きな分類群:深海性魚類全般 特にギンザメ科,ハダカイワシ科
2.略歴
2014年4月-2018年3月:東京海洋大学 海洋科学部海洋環境学科
[2017年4月-2018年3月:魚類学研究室(河野研)在籍 学士]
2018年4月-2023年3月:東京大学大学院 農学生命科学研究科附属水産実験所
[2018年4月-2020年3月:増養殖学研究室(菊池研) 在籍 修士]
[2020年4月-2023年3月:増養殖学研究室(菊池研) 在籍 博士]
2023年4月-現在:産業技術総合研究所 地質情報研究部門 産総研特別研究員
岡山で381系を撮影しました
こんにちは.
今回は研究と全く関係がない,私の趣味の日記です.
久しぶりに何もない休日だったので,今しかないと弾丸で岡山に電車の撮影に行きました.
狙いはこの車両↓ 381系特急やくもです.
今,特急やくもでは,様々な時代の「色」を復刻させているのです.
まずは国鉄特急色.381系デビュー当初の色です.
こちらは通称「みどりやくも色」.
車両の改善工事の際に消滅してしまった塗装です.まだ中2両が「ゆったりやくも色」のままですが,この後全て「みどりやくも色」に統一されるそうです.
これは駅で撮影した「スーパーやくも色」.
一番見たかった色ですが,残念ながら時間的に間に合わず駅で撮影.
そして,この381系は私の思い出の車両でもあります.
小学生の頃,年に1回だけ,和歌山県の海に連れて行ってもらえる日がありました.
海なし県民の私が,思い切り海で遊べる日.
それまでに磯で採れる海水魚のことを調べて,今年はあれをとりたい,あれをみたいと期待を膨らませます.
そして,1年分の期待と夢を背負って381系特急くろしおに乗り,海へ行くのです.
そろそろ381系の寿命も近づいているとのこと,もしかしたらこれがわたしにとって381系を撮影する最後のチャンスかもしれません.
思い出を反芻しながら,じっくり撮影させていただきました.
できれば,もう一度このスカイブルーの「くろしお」が見たかったなぁ….
長崎にて深海延縄漁。
こんにちは。
少し前の話になるのですが、長崎で深海延縄漁をされている漁師さんのご厚意で、漁に同行させていただきました。
地形変化のなだらかな東シナ海において、深海漁というのはあまりなじみがなく、いったいどこで操業されるのか、何がとれるのかとわくわくして臨みました。
長崎沖の東シナ海をGoogleマップで見てみると、全体的に起伏が無く遠浅な海が続いているように見えます。
しかし、矢印で示した部分は水深800mほどまで落ち込んでいるようです。
五島列島の手前には五島海底谷とよばれる谷もあります。
ただ、深海底に至る斜面までは遠く、海域全体が平坦なことから、この凹んだ場所は、まるで”水深800mの大きなタイドプール”のようになっています。
今回はこの凹みのきわ、長崎近海東シナ海の水深200-800mの緩やかな斜面にて調査を行いました。
明朝1時の出航。写真は月の入りです。
全日はわくわくであまり眠れませんでした。
夜光虫の発光です。航跡波が刺激になって海面の夜光虫が光ります。
ちょうど海があたたかくなる時期ということもあってか、ものすごい量の夜光虫がいたのでしょう。
夜、船に乗るとこういう発光現状はよくみられるのですが、今回のように、鮮明に写真が撮れるほどのものは初めてみました。
餌はサンマのぶつ切り。
1縄1000本近い針を深海におろします。
ポイントにつくまで2時間ほど、そこから縄の投入に1時間。さらに1時間ほど食い待ちの時間があって、ちょうど日が昇るころに一縄目を回収します。
深海釣りに行く時もだいたいそうですが、水深800mからの巻き上げとなると流石に時間がかかります。
ドキドキしながら待ちます。
仕掛が見え始めると早速魚影。
サガミザメでした。
(ヘラツノかどうか、難しいところですが、水深が深くかつ色味が茶色、第一背鰭が大きいなどから判断)
今回、すごい量のサガミザメがかかっていました。
熊野灘における水深500 mの優占板鰓類が本種であるという文献を見たことがありますが、この海域(というか漁場)でも本種が卓越しているのだなぁなどと納得してしまいます。
サガミザメと併せてものすごい量釣れたのがカラスザメの仲間。
上がフジクジラで、下がホソフジクジラです。
フジクジラは水深500-800 m、ホソフジクジラは300-500 mの海域で採れました。
これらの仲間が生息水深による住み分けをしているのでは?という感覚があるのですが、まさに水深によって異なる種が出現したのでちょっと興奮。
しかし、縄のほとんどに、この2種のどちらかとサガミザメがついていて、しばらく見なくてもいいかなってくらいには満足しました。
ものすごい資源量があるのか、群れるような場所にピンポイントで落としてしまったのか。現時点で調べるつもりはないのですが、良いネタになるかもしれません。
あまりなじみのない種類もぽつぽつ上がります。
これはツマリツノザメ。
全体的に黒みがかったツノザメで、最初見たときはなんだかわかりませんでした。
ツノザメの仲間も生息域にけっこうこだわりがあるようなイメージがあったので、知らない海域には知らないツノザメがいるものだなぁなんて思いました。
延縄漁。すごい量の板鰓類がとれます。初体験です。
底曳じゃここまで豊富な種類なかなか見られないので楽しいです。
上から、ヘラザメ、サガミ、サガミ(ヘラツノっぽい?)、サガミ、ヤモリザメ、ヤモリザメ、ツマリツノザメです。このほかにユメザメもみられました。
ただ、定説では水深500mを超えたあたり魚類相が変わり、普通の日本近海の大陸斜面だとニセカラスやら、ビロウドやら、マルバラユメなんかが見られるはずなのですが、本調査では500m付近の魚が800mまで分布しているような印象でした。そこに、南方系のツマリツノやヤモリなどが入っているといった印象です。
でっかいウスエイ。
どこでもぽつぽついる魚っていうイメージです。
でかいと興奮しますが、この個体は体盤長は1.5mを越えていて、全長だと2mほどありそうだったのでリリースしてもらいました。
車出来てたら持って帰れるのになぁ…。
水深200mのポイントでやっとお目当ての魚が!!
極めて美しいギンザメのオスです。
引き上げたときは黒色の縦線がはっきり見えました。
氷で〆ると一時的に線は薄くなり、死後時間がたつと(粘液を落とすと)また黒い線が現れます。
この白銀のギンザメは極めて鮮度が良い時にしか見られません。
とても美しい。美しい…!素晴らしい!!
本種が採れた時点で、今回のサンプリングは目的完遂。お疲れさまでした!!
海は深い深い青に染まっていました。
波もなく心も晴れやかな気分です。
調査にご協力いただいたY船長と案内してくださったYさん、本当にありがとうございました!!
帰りがけ、海から軍艦島を眺めました。
いやぁ、長崎に来てたんだなぁ。
こういうものにも目がいくのは心穏やかな証拠。
ありがとう、ギンザメさん。
この個体は既にゲノム抽出をされ、いろいろな手法でシーケンスされています。
質の良いゲノムが取れてハッピーです。本当に皆さんに感謝です。
=オマケ=
キハ66、67です。
国鉄の置き土産で、長崎地区にのみ運用が残っていました。
この調査の後、惜しまれつつ引退しました。
私としてもぜひ見てみたかった車両だったので、この時期に調査を入れることができてハッピーでした。
もう見ることはできませんが、最後の最後にこの形式の写真が撮れただけでも思い出ものです。
シャチを見てきました。
こんにちは.
今年は梅雨入りがとても早かったですが,その割に雨が少ないです.
そのうえ,7月も目前というのにまだ夕暮れ時になると涼しい風がふき,案外過ごしやすいですね.
ただ,感染症の影響でなかなか外に出ることができず,歯がゆい毎日です.
すこしでも外に行った気持ちになるべく,以前に趣味で行った北海道旅行のお話しをさせていただきます.
少しばかりおつきあいくださいませ.
知床近海におけるシャチの来遊は6月頃ピークを迎えるようです.
シャチは幼いころから最も好きな生き物であり,シャチが日本近海でも見られると知ったのは高校生の頃でした.
しかし,日本の最果てである知床で,限られた時期に,100 %見られる保証は絶対にないという条件になかなか重い腰があがりませんでした.
そのような中,友人が背中を押してくれたおかげで知床旅行が決まったのでした.
友人が出してきたプランは千歳空港から車で知床半島羅臼に向かうというなかなかなものでした.
ただ,私は飛行機の関係で釧路空港に行ったほうが都合がよく,釧路近辺で友人に拾ってもらうこととなりました.(H氏,長距離運転ありがとね!)
当日はピーチの関空発釧路空港着の飛行機に乗り12時半ごろ現地入りしました.
6月の暑い大阪とは打って変わって,4月上旬くらいの冷え込み.
半そでで過ごすのは少しツライ気温でした.
友人が車で来るまで5時間ほどありそうだったので,空港から近い場所にある釧路市丹頂鶴自然公園というタンチョウを保護・展示している施設に立ち寄りました.
タンチョウの餌生物ということでヤチウグイが展示されていました.
その後は釧路空港周りで野鳥探しをしながら時間をつぶしていると友人が予定より早く釧路についたので合流し,ここからは知床を目指してひたすら北上です.
宿についたのは21時.わくわくして寝つきが悪いのはいつものことですが,今回は運転のほどよい疲労のおかげでゆっくり眠れました.
シャチクルージングの集合は8時半ですが,せっかく知床に来たので朝早く起きて散策です.なんと,朝3時半には日が昇るので,たっぷり遊ぶ時間が取れました.
まずは道端に落ちていたオオミズアオ.
エゾシカが至る所に…
こちらの姿を見ると警戒音をだして逃げていきます.騒がしい…
あと,ニホンシカより大きいのでちょっと怖いです.
知床は河口域でもオショロコマが釣れるということなので,ぜひ見てみたいと思い釣り具を持参.
噂通り,河口からたった10m以内の淵でオショロコマを見ることができました.
以前,道央でひたすら湧水を探してやっとの思いで手にしたオショロコマ.
こんなに簡単に釣れるとは思わず,ちょっと複雑な気持ちになりました.
そんなこんなであっというまに8時になります.
宿で運転の疲れをいやしていた友人と合流して次はいよいよシャチクルーズ!
ドキドキです.
出向して10分ほど.
「前方,小さいですが一頭みえますよー」というスタッフのお姉さんの声に一同が前甲板に集まります.
私も,シャチの尾鰭の写真が撮れて歓喜しました.(ちっちゃいけど)
シャチは船を寄せてくれる個体や家族とそうでない家族がいるようで,今回遭遇した群れはとても近くまで寄せてくれました.
よく見ると赤ちゃんを連れていました.
無邪気にはしゃいでいる姿が愛おしかったです.
シャチの赤ちゃんをずっと見ていたので気が付かなかったのですが,見渡すと至る所にシャチの群れが!
皆同じ方向を向いて泳いでいました.
遠くに見える背鰭は全て3-4頭のシャチの小さな群れです.
来てよかったです.これ以上ない幸せでした.
ずっと眺めていたい気分でしたが,すでに2時間以上過ぎてることを知らされました.
船が大きく180度回頭し港に戻ります.
名残惜しい気持ちで海を見ていると,最後に一頭の立派なオスが派手にジャンプしてくれました.
このジャンプには,さすがに感動してしまいました.
クルージングが終わったあと,知床の道の駅で沖ハモ蒲焼丼を食べました.
おそらくイラコアナゴでしょう.
キチジの底曳の混獲される本種ですが,それほど目立つ魚ではないので,看板メニューの一つとして大きく取り上げられていることに若干の驚きを感じました
ただ,まぁまぁ予想通りの味で,脂があるにもかかわらず魚の味は強く無く,身は歯ごたえがあまりない感じです.
(こんなこといっちゃあれですが)ウナギやアナゴと比べると,やはり少し劣ってしまいますね.
勿論,これはこれの良さがあります.ただ,もう少し何か化ける食べ方があるような,そんな気分でした.
僅かな時間ながら,釣りをしたり,シャチ見たり,イラコアナゴを食べたりと,色々詰め込んだ知床旅行でした.
また機会があれば行ってみたいものです.
それでは.
今年も底曳網漁業に乗ってきました.
ご無沙汰しております.久々の投稿です.
今期も静岡県内の小型底曳網漁が終わってしまいました.
禁漁明けの9月まで,少し寂しくなります.
さて,5月15日の底曳禁漁期直前に今年も底曳網漁に乗ってきました.
感染症の自粛ムードが収まらない中,受け入れてくださった漁師さんに感謝です.
私自身,久々の現地調査で,前日はわくわくが止まりませんでした.
今回は駿河湾西岸での漁だったため,明朝1時出港.
いつもならまだ就寝前といった時間ですが,この日ばかりは流石に早寝早起きに徹しました.
流石にまだ夜明け前の風は冷く,太陽が恋しくなります.
待ち望んだ日の光は暖かったです.
それと同時に操業開始です.
駿河湾西岸の深海域は東岸と比べて豊かな海が広がっており,採れる魚や甲殻類も大きいです.
これもいつまで続くかは,今を生きる我々次第ということかと思うと胸が苦しくなります.
大きなカゴカマス.
これはおかずにもらいました.この仲間は総じて骨に難があるので,少しあぶった身をなめろうにしました.
とてもとてもおいしく,白飯が止まりませんでした.
こちらは極めて美しいタチモドキ.
タチウオより皮が薄く,そこそこうまいのに見た目が悪くなりやすいので売られることはありません.
この個体は引き縄に牙が引っかかり,袋網に入ってほかの魚と擦れ合わなかったことから美しい体を残したままあがってきました.
網上げまでの時間,海を眺めていると,船長がアホウドリがいるぞ!と声をかけてくれました.
クロアシアホウドリです.
周りを飛んでいるのがオオミズナギドリらしいですが,それと比べると一回り大きく,船の周りをぐるぐる旋回した時の姿はかっこいいの一言に尽きました.
遠くに臨むのは伊豆半島.水平線は南だけ解放されており,あとは周囲をぐるっと静岡県です.
日が上がりきると,海も空も夏模様で,深い深い青が遠くまで広がっていました.
きれいなゴマフイカが採れました.
エメラルドのような瞳が美しい.
フトツノザメの幼魚.
海がきれいに晴れたときはこういう魚が獲れるそうです.
青い瞳が印象的なムネエソも採れました.
不思議な形,どうやって泳いでいるのだろう.
底曳禁漁直前にとても良い魚達と出会えました.
次の投稿はいつになるか分かりませんが,ぼちぼち投稿出来たらいいなと思ってます.
ではでは.
深海底曳はじまりました。
ご無沙汰しています.
今年の夏は暑かったですね.
しかし,気がつけばセミの声の鳴きやみ,鈴虫が鳴くようになりました.
今年の夏は本当にあっという間におわってしまったような気がします.
さて,9月に入り,静岡県も底曳網が解禁しました.
しかし,台風のせいで1週目は全く漁が出ず,先日やっと初漁がありました.
ニギスです
4か月ぶりに美しい魚体をみました.
チゴダラ,ナガオオメハタ,ギンメダイです
これらはアカムツ釣り漁でも見られるので,夏場でもちょくちょく目にしていました.
ヤナギムシガレイ
選別されたかごの中にはザラガレイ
珍しくまとまって獲れていましたが,売られることは無かったようです.
その他諸々,ここら辺はいつものメンバーです
サガミソコダラです.
非常に綺麗な魚です.久しぶりに見ると絶対に持って帰りたくなります.
今日は無脊椎がけっこう当たりでした.
綺麗なクモヒトデの仲間
最初はウニかと思ったのですが,ツイッターでイガグリキンコというナマコの仲間であることを教えてもらいました.
外国でこの類を研究している人から直接同定してもらいました.
ツイッターすごいなぁ.
近所の港にて。
ご無沙汰しております
コロナのせいで上半期は引きこもっておりましたが,
今回,久しぶりの現地調査として,実験所近くの港へ伺いました
6月に入って底曳が終わり,シラス漁の合間に行われる二艘曳網「タチアジ網」が始まりました
最近はシラスが好調でタチアジ網をする暇がないらしく,
シーズン開始にもかかわらず操業が少ないです
ただ,今日は一隻だけタチアジ操業をされた船がありました
名前の通り,タチウオとアジを狙っているようですが,ほかにもいろいろな魚が入ります
マダイやマサバもたくさん
ただ,この時期のサバはあまり良い値が付きません
マダイも専業のタイ網が5月いっぱいで終わりましたので,あくまで主役はアジ・タチウオという感じです
レンコがたくさんとれていました(これは選別開始直後の写真です.選別後は満杯)
他の漁獲物を見ても,100m前後といったところでしょうか
小物は種類関係なくまとめて売られます
キントキダイがいますね
ただ,今回は狙いのタチウオがほとんどとれていませんでした
タチアジは今シーズン,今日で3回目らしいですが,あまり良い滑り出しでは無いようです
今後に期待です
ということで今回はこんな魚をいただきました
なお,メダイは仲買さんから購入しました
(なかなか標本にちょうど良いサイズの水揚げが無かったので…)
小さい「イトヨリ・ソコイトヨリ」は売れないので,昨年は行くたびにいただけたのですが,今回はもらえませんでした
写真を撮ると「ばえる」のでもらえると嬉しい魚です
近所の港もコロナのせいで5月末までは完全立ち入り禁止でした
今も競り場への立ち入りが制限されていて,前みたく自由にふらふらできません
ただ,市場の方や良くしてくださる漁師さんが,サンプル用の魚を残しておいてくれます
本当に感謝です