ちとふかし。

ちょっとふかいところがおもしろい。 (写真の無断転載はご遠慮くださいませ)

はじめに

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最近は,深海魚ブームが起き,各地で深海関係の催しや深海魚が見られる施設・イベントの増加で深海の生き物を見る機会が増えてきました.

 

深海,良い響きですよね.私も昔から憧れの世界でした.

幼いころは魚図鑑が破れ擦り切れるまで深海魚のページを読みつぶしていました.

運もあって,現在私は深海魚を題材にした研究を行っています.

その中で出会った魚達は美しく,深海という特殊な環境で確かに息づいていることを実感しました.

 

 

今まで見た魚達やどこでどんな深海魚が見れたかなど,Twitterで上げている写真の+αが紹介できればと思っていますが,Twitterの手軽さに負けてブログまで至りません苦笑.

何かリクエストがあればお気軽にコメントください.

例えば,大学のレポートの参考資料や創作絵の参考画像など,何かしら参考にできるようなものもあげていければなぁとも考えています.

こんな風にしたらええよ!,これちゃうよ!!っていう御助言ご意見等もお待ちしてます.

 

魚と私を結び付けてくれた多くの方々,魚を介してつながった方々,このブログを訪問してくださった方々へ,深く感謝申し上げます.

 

 

福岡旅行~マリンワールド海の中道と柳川‘‘中島朝市と夜明け茶屋‘‘~

 


こんにちは。

 

今回は研究関係ではなく,友人とまわった福岡旅行のお話です。

 

深海魚少なめですが,しばしお付き合いのほど,よろしくお願いいたします。

 

【1日目】

まず初めに訪ねたのが「マリンワールド海の中道」。

 

人に会うために伺ったので,見学はさらっとしかできなかったのですが,

メガマウスの液浸標本があることはしっていたので,それを目的に…

あと,どんな深海魚が展示されてるのかずっと気になっていたので,とても楽しみなのでした。

 

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これこれ!これですこれです!!

メガマウスの液浸標本。

国内では熊野灘で揚がったり,千葉で揚がったりしているニュースが耳に新しいです。

また,千葉の個体は鴨川シ―ワールドで骨格標本の展示が始まりましたし,沼津港で水揚げされた個体を沼津港水族館が引き取って展示するという話もあります。

しかし,国内で古くから展示しているのは確かここでしたねぇ。

当時は,初の雌の標本だったとか…。

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あれっ,縫合線。

左体側から解剖しちゃったのですね。

だから右を向いていたのか。

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骨を含めて本種の体はぶよぶよなので,体の丸みを出すためにずいぶん工夫されたのだなぁと実感字ました。

キレイに丸みが残っていて凄いです。歯の形状も特徴的なので観察しやすくて良いですね。

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骨をやっている先輩が行っていたことの受け売りなのですが

アオザメは上顎と下顎の歯がきれいに交互になるのが美しく,かつ口を閉じると,アオザメ特有の美しい三角形の頭部が骨からも伝わってくるので,猫も杓子も口を開けた標本にするのはもったいないとのことです。

 

ここの標本は口を開けすぎず,完全に閉じもしない,これくらいの状態だと美三角なアオザメっぽさを残しているうえ,サメの歯も強調できて私は割と好きだなぁと思いました。

 

 

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みんな大好き深海コーナーです。

 

大水槽下なので,最初はわからず通り過ぎてしまいましたが,玄界灘の大水槽をくだっていくと深海コーナーにたどり着くというのは,実際に潜ってるみたいでちょっと魅力的でした。

 

良いパネルですねぇ。アラハダカですかね。ちゃんとよみませう。

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立派なトリノアシが入っていました!

これはアツい!!

 

ウミユリだとか,カイロウドウケツだとか,駿河湾ではあまり見られない無脊椎動物は,よく鹿児島沖や宮崎沖の深海漁で揚がるので,そこら辺を魚の入手先にしている水族館さんはこういうかっこいい無脊椎が充実しているイメージです。

駿河湾遠州灘でも入らないかなぁなんて思ったりしながら見ていました。

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「殺してやる…殺してやる…」

餌のエビからアスカの声が聞こえてきそうです…

エヴァ旧劇の二号機鳥葬のシーン)

 

このあと,福岡に住んでいる友人と合流して翌日は彼と二人で柳川旅行デス。

一日目は他人の(展示されている)魚を見てばかりだったので,そろそろ自分用の魚が欲しくなってきていたところ。

有明海の魚が集まる柳川にいけば何か良い魚が手に入って,あわよくば九州全土から集められた魚の中には私の研究で使える深海魚もあるのではないかと期待を膨らませました。

 

 

【2日目】

夜中までくっちゃべってしまったのですが,柳川で開かれる朝市,通称「中島朝市」と柳川の観光地にある魚屋「夜明け茶屋」が旅の目的。

 

まず,福岡市内から西鉄を乗り継いで西鉄中島駅で下車。

意外遠くて,運賃も高い印象でした…

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なんだここわっ!!

超ノスタルジックな商店街でした。

 

しかし,日曜日の朝なのに誰も人がいない。

小さな店を構えているおばあちゃんが一人。

ここは本当に朝市の海上なのだろうか...?と不安になりながら奥に進むと八百屋と魚屋が2軒ありました。

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 すごくいい雰囲気のお店と通り…

しかし,正直思っていたよりも小さい通りです。

念のため,店の奥さんに「ここが中島朝市ですか?」と聞いてみました。

「そうだよ,この通りが中島朝市さ。今日は日曜日だし,人も少ないから開けている店も少ないよ。みーんな後継ぎがいないから,いずれなくなる市場だよ笑。あたしらが生きてるうちにもう一回来な!」

高齢者ジョークだけどもなかなか笑えない…

でも,とても良い奥様方でいろいろと魚の説明をもらいました。

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底曳網のにおいがプンプンするぞ…

これは浅場の底曳のにおいだ…!

 

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タチがいました。

一番左の個体は目が黄色く,しかも九州なので「テンジクタチだぁ!!」と喜びましたが,よく見てみたら,おそらく普通のタチですね…

精進が足りませぬ。

 

しかし,お目当ての有明海特産の魚はおらず…

奥さん曰く,有明海で漁をしていても,ここらへんは曳網の漁業だから,ワラスボやらムツゴロウが欲しいのならは佐賀のほうに行ったほうがいいのではないかと…

どうしても欲しいなら柳川の「夜明け茶屋」というお店に行けばどうかと言われました。

ここで,別のお店のことを紹介してくださるやさしさにちょっと感激…!

そんなことをしている間に友人は八百屋でスイカを買っていました。

 

もともと,柳川は友人が下調べしていてくれていて,時間があれば観光するつもりだったので,スイカ抱えて柳川駅へ。

 

 

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柳川ですね。いめーじどおり。

水郷はもっと汚いかと思っていたのですが,ちゃんと流れがあってオイカワが舞舞しているのが上から見えます。

健全…!

 

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ほえぇ…。映画みとるみたいです…。

花嫁さん。めちゃめちゃきれいでした…。

 

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いやぁ,今まで話題に上がっているのをみて,なんやねんこれと冷ややかに見ていたのですが,冷やして売られていると買っちゃいますね。

「目覚めよ,干潟の底から」

このキャッチ好きです。干潟パワーで論文じゃんじゃん出したいところですね。

渋めのエナジードリンクの味。

 

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自分は水族館にあまり行かないのですが,友人は各地の水族館回ってるみたいなので,やながわ有明水族館にも行ってみました。

閉まっていたのですが,鍵を持った支配人がチャリンコでふら~っとやってきて開館。

ゆるい!高校時代,部活直前に,部長が部室のカギを持ってきて開けてくれる情景を思い出し,ややノスタルジー

 

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うわぁ,なんじゃこれ・・・!笑

ごじゃごじゃぁ

主に九州で採ってきたと思われる魚が並んでいますが,個人の趣味嗜好なのか,「あっ,こんなのもいるのね」みたいな魚がいます。

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おや,おやおやぁ?

 

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貴君,深海魚ではないか?

ミドリフサアンコウの皮がはがれていました笑

ほかにもヌタウナギとオオグソクムシがいました。

ムラサキヌタウナギは怪しい…(大型になる種ですし,すごく深いところにいるので,ヌタウナギかクロヌタの誤同定かも…)

こんな感じで,「なぜ君がここに!?」的な感じつっこみも楽しいです。

いる魚は貴重なものばかりなのですが,目の肥えた魚オタクの皆様でもこういうのを見てはしゃげるなら,300円のもとはとった感じです。

「他では見られない珍しいものが見たい人」「水族館の魅せ方を見たい人(魚の魅力をどのように引き出しているのかに興味がある人?)」にはちょっと物足りないかも。

 

 

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夜明け茶屋は混むらしく,友人が予約を取ってくれたのですが,

まだ少し時間があったので干潟散策

トビハゼいるかな!って言うてたらいました。

目的を設定した後,すぐに達成。

実験もこれくらいトントンで行ってほしいですね。

 

 

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来ました,夜明け茶屋。

うみょー!ワラスボぉ…!

中島朝市のおばちゃんがいってた通りです

ありがとうおばちゃん泣

食堂メインと聞いていたのでほとんど期待していなかったのですが,有明海のお魚が見られました…!

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うわっ,ムツゴロウもいる!

生きてるし!!

九州でムツゴロウが活魚で売られていることを知った幼い私は,魚屋でムツゴロウを買って飼育するのがちょっとした夢だったのですが,

最近は飼育欲がわかず,標本にして美しいまま残しておきたいという偏愛に目覚め,悪い大人になっちゃったんだなぁなんておもいます。

 

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うわっ・・・・!

これは!!

ずっと憧れだったエツさま・・・!

こんな深海魚みたいな形をしているのに,カタチクチイワシ科なのです。

小話なのですが,これらはムツゴロウなどと一緒に大陸依存種と言われていまして,ムカシもっと海抜が低かったころ,大陸と日本近海は非常に浅く,浅い海を好むこういう魚がたくさんいたのです。

しかし,海抜が上がり大陸と日本近海が深くなった際,この子たちは有明海に閉じ込められてしまったため,日本近海では有明海にほぼ固有な種になっているのです。

これは迷わず購入!!

って,いっぴき350円!?こんなちっこいのに!?

高くね!??

ということで,本当はムツゴロウも欲しかったのですが,予算が無いのでエツを二匹購入するにとどまりました。

観光地価格ってやつなんでしょうね…

そういえば初めてトウジンを見たときも今から考えると高値で買ったものです。

 

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その他もろもろいました。

アカムツやアヤメカサゴなど,私の研究に使えそうなものもいましたが,今の対象種ではないうえ,高そうなので手は出さず…

欲しい魚に予算が見あいませんなぁ。

 

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そうこうしている間に,予約の時間がきまして,楽しみだった有明海料理を堪能しました。

ワラスボとムツゴロウのお刺身です。

赤いのは皮下の血合いなのか,あっさりした白身でした。

(まっ,ハゼだしねっ!!)

ちょっと甘みがあり,イイ感じのお刺身です.骨せんべいも作ってくれました。

 

 

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エツのお刺身。

カタクチイワシを想像していたのですが,脂は少なめ,味も薄くてさっぱりなかんじ。

イメージはニシンの脂と青魚くささをなくした雰囲気ですかね。

癖が無いので,好きな人は好きかもですが,自分はカタクチイワシの刺身のほうが好きですね。

何はともあれ,欲しかった魚も手に入り,食べることもでき,最高の旅でした。

下げを考えるのが下手すぎて恐縮なのですが,とりあえず深海魚が薄くても楽しい旅でしたということで,お付き合いくださった方ありがとうございました。

 

標本用魚類の保冷方法について

こんにちは。

 

最近,多くの方々のご協力で,着々と研究用のサンプルが集まって幸せな投稿者です。

 

私の研究は様々な深海性魚類が集まれば集まるだけ成果になるので,とにかく多くの種をできるだけ多くの地点から集めることに必死です。

 

その際,証拠標本は主に博物館に登録するのですが,標本を作製し,寄贈するまでにちょっと手間がかかりますので,うかうかしていると標本はたまる一方です。

 

特に,板鰓類やギンザメ類など,大型の標本が手に入った際は,標本作成にすぐ取り掛かれなかったり,受け入れ先の博物館が決まらなかったりといろいろ苦労することがあります。

 

そのため,標本の鮮度を確保するための覚書として記録しておきます。

 

 

今回は,とてもニッチな話になりますが,「大型フリーザーが使用できない前提で,魚類標本を作らねばならないけれど,数日間だけ延命させたいという方」「冷蔵庫に標本用の魚を入れられない人」向けのお話しです。何か参考になれば…。

 

 

【方法】

簡単に言えば,海水の氷水に浸して毎日それらを換えるだけです。

用意するものは 塩,海水(なければ塩水),氷,

        発泡スチロール

 

やり方はすごく簡単,材料を混ぜて発泡に入れるだけ!!

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イメージはこんな感じですね。

 

魚体が氷水に全部漬かるのが理想ですが,大きい標本は半分使っているだけでも全然違います。

 

海水氷を使っている場合は塩はほとんど入れなくても何とかなりますが,氷が解けて海水が薄まる分を補填するために5Lの氷水に対して大さじ1-2くらい入れています。

例えば,底辺60㎝×30㎝くらいの発泡スチロールの場合,海水5Lに氷2キロ(スーパーで売ってる氷袋二袋分)に塩大さじ1-2ですかね。

これで写真くらいには魚体が漬かります。(本当はもっとあってもいいと思う)

氷の値段次第ですが,一日2-300円くらいの出費で延命できる感じですかね。

 

【向いてる標本,向かない標本】

これをやっていいのは,鱗がしっかりしている魚(たとえばタイやスズキ等),サメ・エイやギンザメ類など皮膚が強い魚,体が柔らかくてもそれなりに大きな個体(20㎝以上くらいが目安?)。

ちなみに,鱗が剥げやすいハダカイワシ類や小型ソコダラ類,ふにゃふにゃなワニトカゲギス目魚類なんかは水を入れずにジップ式袋に入れて,氷水につけておくのがベストな気がします。

絶対にダメなのは体色が変わりやすいギンポ類や熱帯魚などです。超絶良い鮮度のカゴマトウダイやソコマトウダイのような構造色を持つ魚も氷水に入れるとそれらが褪せます。

これらは個別に論文が出るくらい体色を維持するのが難しいので,別の持ち帰り・保存の検討が必要です。

 

 

ただ氷水に入れるだけけなのですが,海水氷水にするだけで冷えが全然違います。

(氷入れておくだけだと大体一晩で溶け切ってしまうので二倍近く氷を買わねばなりません。貧乏学生魚オタクには痛い出費です。)

 

しかし,毎日水は換えてください。魚体から出てくる汚い汁は捨てて,魚と氷も洗ってください。溶けた氷は追加してください。

 

こうすることで,鮮度良くかつ発色の良いまま標本作成に移行できます。

ちなみに,眼濁りするのを妥協すれば,外気温15度以下の場合,5-7日間ほどはこれで持ちこたえられます。

 

このやり方は魚屋で教えてもらったものなので,知っている人にとっては当然なのですが,いくつか標本作成の参考書を見ると,数日間標本作成できない場合は凍らせることが前提で話が進められています。

 

しかし,冷凍するとやはり少し魚の発色や状態が変わります。とくにギンザメは冷凍すると吻がしおれて丸くなってしまいます。

やはり鼻筋の通ったギンザメさんがかっこいいですよね!

また,大型フリーザーが無い場合は大型標本の処理までの間防腐処理を考えねばなりません。

誰でも思いつきそうなことですが,思いつかなかった人向け,自分向けの覚書でした。

 

駿河湾の底曳網漁業に同行してきました.

お久しぶりです.

なかなか更新するタイミングがなく,おさぼりにおさぼりを重ねております.

研究の傍ら,魚集めは欠かさずに続けておりましたが,いろいろと仕事をため込んでしまい,気が付けば五月になってしまいました.

そろそろ静岡県の底曳網漁業の漁期も終わりですね.時間がたつのが早すぎる…

 

今日は漁が終わる前に最後の駆け込みで,4月下旬にいつもお世話になっている駿河湾の漁師さんの船に乗せてもらったときのお話しをいたしますので,少しばかりお付き合いくださいませ

 

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毎度のことながらなのですが,出港は日の出前.

いつもは寝る時間に出発です.

 

気分も高揚していて全然眠れなかったのですが,不眠で行くと船酔いするので,不本意ながらアネロンも用意して,いざ出発.

テトラポッドに座って夜の海に浮かぶきれいな月を眺めながら,奏さんのHotel moonsideを聞くのが楽しいので,いつも漁師さんが来るより早めに行きます.

 

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日が出たら操業開始です.

この日は午後に風が吹くらしかったのですが,朝はびっくりするくらいベタなぎでした.

日ごろの不健康な生活に加え,寝不足気味なので一応アネロンを飲みました.

お酒も腕相撲も弱く,強いのは船酔いだけだったのに,不摂生のせいで遂に酔うようになってしまい泣いちゃいそうです…

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そうこうしている間に一網目が上がります.

大体網を入れて一時間くらいです.水深300 mの世界に網が入る瞬間は今でもワクワクします.

この日は船長さんの読みがばっちり当たって目当てのエビ類(本えび,赤えび,ボタンエビも少々)がたくさん!

自分は捨てられる魚をせせこましく拾います.

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船には海鳥が付いてきます.

いらない魚は自分だけでなく,鳥も欲しいようで,取り合いなのです笑

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選別作業を手伝っている間に二網目が入るので,二網目が上がってくるのは結構早く感じます.

今回も真っ赤.船長さんもにっこり.

エビに混じるユメカサゴも立派ですね.この魚は北太平洋の寒いところにも若干あったかい温帯域にもいて広く分布するのですが,遺伝的には種レベルの変異が無いというなかなか濃ゆいお魚です.それだけ分散するのはなぜなのでしょうかね…?

トウジン やヘリダラは少し深めにいるので,底曳網でトウジンがこれだけ入るのは急斜面で深場の魚が上がってくる駿河湾ならではな気がします.

 

トウジンやヘリダラのような大型ソコダラがたくさん入るときはもっと浅めにいる小型ソコダラは少ないです.

ミナミアナゴ(手前のにょろにょろ)もたくさんいました.ミナミアナゴが生きているの初めて見ました.

 

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これがあと3網続きますが,

さすがに疲れているうえ,アネロンの眠気,寝不足の眠気,たくさんの要因が重なって気が付けば前甲板で大の字で寝ていました笑

個々の船長は優しいので,「たっぷり寝て次の網に備えとけー」っていってくれます.

ありがたや.

起きたときトンビがぴーひょろ.

海の真ん中で日光浴をする解放感と久々に過ごす穏やかな時間にうっとりしてしまいました.

 

たくさんの魚を抱えて,ラボに帰宅.

ここから怒涛の標本計測と標本作成,遺伝子解析がばばばばばと押し寄せます.

私は夜は絶対寝る主義ですし,幸いなことにほぼそれを破らずにこれているので,適度な夜更かしで切り上げて,ちょっとずつこなしました.

さて,それはいいとして,ちょっとだけお持ち帰りした魚のご紹介.

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みてください!このそうそうたるメンツ!!!

ヤリホシエソ,シギウナギ,ミツマタヤリウオにマメハダカ.すーぱー黒いかっこいい魚達です.

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ヤリホシエソは,口が網に引っかかっていたので,超最高な標本状態で体側・腹部発光器だけでなく,体を駆け上る発光器点列までも見えます…

しかも.その日のうちに写真を撮ったので,紫色の発光色と黄色の反射板の色がきっちり写真に写りました.

感無量泣.何度眺めてもよい魚だなぁと…

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こちらも超鮮度!笑

からしぎぃは憧れの魚でしたが,資源量自体は多いらしく,採れるときはがさっと取れます.

この子はまだ若いらしく,体の色も黒みがかってきたくらいでした.

お口のしぎしぎがよく見えます.これでエビのヒゲをひっかけて食べるのですねぇ。

なので,ごみを落とすのが大変.結局少し口に泥がついてしまっていました.

無念…。

 

とまぁ,今日のところはこの辺で…!

あっ.写真コーナー(バナー上のPhotoのところ)のレイアウトを変更して,分類順にしてみました.

少しずつ充実させているので,そちらもみてくださいね

魚検(日本産魚類検索)とその使い方~後編~

前編(1.構成 2.使い方)

 

3. 魚検の使いにくいところ

 魚類検索はほぼすべての魚の検索が可能ですが,一部の分類群を検索するときとても苦労するところがあります.

 

例えば

種を分けるためのキーが数えにくい(鰓条骨の数や歯列の数など),

種を分けるキーが曖昧(模様の明瞭さや色彩など),

種を分けるキーが標本の状態によってはなくなっていることがある(ハダカイワシ科の発光器やホテイエソ科の糸球体,大人では色彩がキーになるのに,子どもと大人では色彩が大きく異なるなど)

他にもあるかもしれませんが,私はこういったところが苦手です.

 

もう少し細かく見ていくと,よく自分の周りで見かけた例(当初私も迷っていました.)では,この2種がありました.ソコダラ科のヤリヒゲ,イチモンジヒゲは渦状斑が明瞭かどうかで分けています.(コーヒーこぼしてしまってるので,汚くてごめんなさい笑)

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しかし,イチモンジヒゲ(下の写真)も実物を見るとうっすら渦状斑が見えます.

なんとなくヤリヒゲに間違えてもおかしくありません.

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ちなみにヤリヒゲはこちら.

たしかに,イチモンジヒゲと比べると渦状斑は明瞭です.

尾びれが短いのは再生尾といって,切れたところから尾びれが生えてきただけなので種を分けるキーではありません.

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こんなかんじで,2種並べてみると「たしかに!」となるのですが,都合よく2種を同時に見る機会はフィールドではあまりありません.

実際,ヤリヒゲとイチモンジヒゲは稀種ではありませんが,ヤリヒゲのほうが浅場にいるため同時に見る機会は稀かもしれません.

片方だけでくらべると「どっちだろう?」と迷うことがあります.

こういうときは論文を探して調べるか,博物館に行って標本を見比べるしかありませんので,結構な手間になってしまいます.

もしどうしても種の判別に困るときは,専門の先生や詳しい人に聞くことをお勧めします.

そういう人たちは顔や雰囲気でわかってしまうこともあるのですが,

魚類検索で同定のキーとなっている部分の写真をとって同定の依頼をすると,より同定の精度があがります(属レベルまでしか分からないことも多々あります)ので,覚えておいてくださいネ

 

4.最後に

魚類検索は使い方を慣れればとても便利な図鑑ではありますが,実際に見て比べないと種の検討に迷いがあったりします.

しかし,魚類検索で書かれているキーをもとに写真をとって専門家に依頼すれば,同定の困難なグループ,標本でも同定できる場合があります.

そのため,魚類検索を参考にすれば何かしら同定のきっかけにはなりうるため,魚の名前をきちんと調べたい人は持っているべき一冊です.

 

また,この本を使えば,2013年時点での日本におけるその魚の記録が大方網羅されているため,調べた魚の産地がの分布項目から外れていた場合,海域初記録種といって図鑑の分布域を更新する発見になるかもしれません.

 

そして,なにより,魚類検索で同定できなかった魚は日本初記録・未記載種(いわゆる新種)の可能性も高くなります.

いわば新種を見つけるための宝地図となるかもしれません!!(過言ですね・・・.)

 

 さぁ,これで魚検を使ってみましょう!!

こちらから購入してもらえると全私が喜びますのでよろしくお願いいたしますです

日本産魚類検索 全種の同定

 

 

 

 



 

魚検(日本産魚類検索)とその使い方~前編~

目次

 

1.構成

2.使い方

3.欠点

4.最後に

 

0.まえがき

日本は優秀な魚類学者の方々が多く,世界有数の魚類学大国だと思っております.

その中で生みだされた画期的な図鑑があります.

それが日本産魚類検索(通称:魚検)です

日本産魚類検索 全種の同定

 

出版に至る歴史的な側面を話すと長くなりそうなので, それはまた機会があればとして

この本は2013年時点での日本産の魚類がほとんど網羅されている日本の魚類学者の知恵の結晶です.

 

普通生き物の名前を調べるとなると,原記載(種を最初に記載した論文)をさがし,それらをまとめたレビュー論文を探し,特徴となる種を一つ一つつぶしていくという途方もない作業をしなければなりません.しかし,この本が一冊あればそれらの手間を大きく省くことができます.

 

愛用者は学者だけではなく,ダイビングショップのオーナーさんや魚類学を勉強したい学生,一部のマニアの方などちょっと興味のある一般人も使っている本です.

魚の名前をきちんと調べたい人,調べねばいけない人は一冊持っておくべき本です.

 

けれども,この本は高価なうえ,初見だと少しややこしく感じるかもしれません.

私も慣れるまで苦労した身ですので,もし使い方がわからない,どんな本かわからないという方はこの記事をご覧いただければ幸いです.

(我流なので,正解はないと思いますが一つの参考に・・・)

 

 

 

1.魚類検索図鑑の構成

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魚検は3巻構成です.

1巻,2巻は魚の名前を検索し,図鑑を使う上での最低限の基礎知識とそれぞれの魚についての詳細が載っている「本体」のような部分で,3巻はそれらの魚に対する注釈と引用文献,魚の分布に関する知識などが載っています.

 

 1-1.冒頭は基礎知識が載っています.

1巻の頭にはこの図鑑を使っていくうえで必要な知識が載っています.

例えば,魚の計測方法や部位の名称,魚が分布する日本近海の地理の話などです.

最初に読まなくてもいいのですが,大学のレポートで魚の話をまとめなければいけない水産系の学生はこれを見るとだいぶ重宝すると思います

また,どこにどういう海流が流れていて,どういう島があるかなどは魚の分布を語るうえで非常に重要です.小難しいですが,みておくべきところ

だとは思います.最初にここを読んで「やーめた」となるなら見なくてもいいです.

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 1-2. 次にあるのが目次です.

図鑑の基本知識として,進化の順番に種が並んでいます.

もし調べたい魚の大きなグループ’(目,科レベル)がわかっているならここから検索していくのが早いです

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では,いよいよ検索に!

っと行く前に

 

 1-3. 科,目レベルの検索項目を設けてくれています.

f:id:ORCINUS:20190126220145j:plainちょっと知識がある人は「ほんなんわかるやろ」と思うかもしれませんが,案外魚のグループってわかりにくいんですよ・・・.

例えばこの魚.何のグループかわかりますか??

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黒い系の魚(主にワニトカゲギス目の話です)はたくさんの科に分けられていてめんどくさいのです.

(世界ではこまごましたグループをひとまとめにしようという動きがあって,今後はまとまった分類体系が浸透するかもしれません.)

答えはこのブログのどこかにあるので探してみてください笑.

 

しかし,この科の検索がやっかいでして,魚をなめまわすように見ないと変なグループと間違うことが非常に多いです.

観察力と用語の知識が問われる最初の難関です.

なので,始めからここを使うのではなく,大体の科のあたりをつけて,種の検索に行ったほうが良いかもしれません.

個人的にここの検索は似たグループがいっぱいあってどのグループに入るかわからないときに使う項目だと考えています.

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 1-4. いよいよ種の検索です.

種にたどり着くための特徴となるキーが赤色の部分

種の基本的な情報(種を同定する鍵となりうる鰭条数(鰭のすじすじの数)や鱗の数など)と分布が載っているのが青色の部分です

これが1巻,2巻とずらずら続きます.

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3巻にはその種の備考,引用文献とより発展的な分布情報

3巻には各種の情報を記述するにあたって使った文献や,学名を従った(文献や学者によって使う学名が異なる場合があります)資料,種として扱うことが怪しかったり,文献情報が怪しい場合にそれらを備考として書きのこしています.

もしその種についてより詳しく知りたいときは3巻を開けばよいでしょう

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2.実際に魚類検索を使ってみよう

では,今回,この子の名前を調べるとします.

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なにやら長細い魚ですね.スーパーにはあまり並ばないですが,極たまぁに「赤サバ」として売られていることがあります.

本当にサバの仲間でしょうか?

こういうときは科の検索を!

といいたいのですが,いちいちやると本当に頭が混乱してくるので,絵合わせで見ていき,似た項目に関してだけ検討するという流れが速くてベストです.

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サバの仲間は小離鰭と呼ばれる小さな鰭が尾部(尾柄部といいます)にたくさん並んでいるのが特徴です.

この子には小離鰭はないので,サバ科ではなさそうです.

 

っとまあこんな感じでぺらりぺらりと絵を見つつ解説を見つつ色々なページをめくっていると怪しい項目がありました.

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鰭が二つ離れていて長細い.

各部をよく見ると,脂瞼(まぶたのように目の周りが縁取られている)がないし,口の中に鋤骨歯と口蓋骨歯(魚の歯は口の中にたくさんあって場所によって名前が異なります.)はない,前から見ると円筒形だしそもそもマツダイみたいに背が高くない.

これはハチビキ科だな!となりました.

やってみて,結構難しいな思った人は

もっと簡単なやり方として,WEB魚図鑑やぼうずこんにゃくの図鑑など,ネットで使える図鑑,もしくは写真がたくさん載っている図鑑で似た種を探すことです.

これをすることで,科レベルまでは絞れるので,科の検索が難しい人はほかの図鑑と併用して似た魚を探してください.

(魚検の威力が発揮されるのは大まかなグループから種を選び出すことだと考えてください)

 

科の検索項目から911ページハチビキ科に飛んできました.

STARTから検索を始めます.

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まず鰓の突起は1つで,尾柄部に膨らみ(キール,隆起線)はないですね.

だから左に続く線をたどります.

ゲームブックをしているようで楽しくなってきますよね!?

次は鰓の突起は一つ,そして,体は太くないので(怪しい時はきちんと測ります),下ですね.

背鰭は離れているのでヒチビキではなく2Aと書かれたところに行きます.

2Aってどこ??

2とは科の項目ごとに振られた独自のページ数のことで,それらは各ページの一番上にかかれています.図の赤枠で囲った部分です.

A,Bとはページ内に複数移動先があった時,それらを分ける番地になっています.

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つまり,この場合は今いるページが1ページ目ですから,2ページつまり次のページにAと書かれている場所があるので.そこから検索を再開すればよいのです.

 

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飛んできました.2Aです.親切に1Aよりとかいています.

後2択です.ここが厄介だったりします.

しかし,この子は第一背鰭(前の背鰭)と第二背鰭(後ろの背鰭)の間に小さな棘があるので,簡単に同定できました.

つまりこの子はロウソクチビキだったわけです.

 

どうでしょうか?

慣れるまでは難しいかもしれませんが,慣れると簡単です(当たり前~).

流れとしては

「まず科をあらかた調べて各科のページに飛ぶ→科のページに書かれている特徴がある方へ線をたどっていけば種名にたどりつく」

といったかんじです.

がんばってみてください!!

 

後篇

 

あっ,さいごに,もし興味が湧いたらここから買ってください❤

私にもお小遣いが入ります笑↓

日本産魚類検索 全種の同定

 

 

 

 

 

沼津魚市場

ラブライブで湧く沼津港。

ラブライブの街おこしで沼津が潤ったという旨のニュースも報道され,今や沼津駅前から沼津港,そして沼津の様々な観光施設はラブライブで染まっています。

年末に伺った際はAqoursの紅白出演を祝う垂れ幕まで下がっていました。

ラブライブで沼津に潤い 缶バッチで売り上げ1億円 - ライブドアニュース

 

そんな沼津港ですが,底曳網漁獲物の集積地となっており,私も調査でよく訪れます。

底曳網は風が強いと出漁しませんので,1-2月は海況が悪化しあまり船が出ません。

そのため,メインの底引網漁が出た日はわっと湧くように市場が活気づいています。

(船さえ出れば1月中にも伺うかと思いますが,2018年の11-12月に訪問した時の写真です)

 

まずは,一番の醍醐味,底曳網産物から

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アオメエソ(メヒカリ,トロボッチ)やニギスは底曳網漁獲物の定番です.

しかし,これは珍しいアオメエソでバケアオメエソと思われる魚。

(標本数が非常に少なく,いまだに記載されていないため,学名がついておりません。)

規格外の魚は小さい籠に入れられて売られます。ちなみに,「0」というのは0キログラムという意味でタダではありません。0の場合は一籠単位で値段が付きます。

お世話になっている魚屋さんに「どうしてもほしい!いくらでもだすから!!」と頼んみこんで落としてもらいました。

ヤッタゼ笑

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ヒシダイです。

沼津港でも何度か揚がっているようですが,実物を見たのは初めてです。

もっと南方系だと思っていました。

ちなみに,沼津港は仲買の数が多く,チャレンジングな仲買さんもおられますので,こういった普段投棄されそうな魚も漁師さんがとりあえず持ってくるので,変な魚が並びます。

前はコウテイキホウボウやサケガシラまで競られたとか。うらやましい。

 

定置網・釣りもの

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地ものでは釣りや定置網の魚も並びます.

立派なムツ。

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ヒメコダイもよく見ます。

他の港でも見かけることがありますが,そんなに需要があるのでしょうか??

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定置に入ったハマフエフキ。釣り人はタマンと呼んでるやつです。

いるんですねぇ。

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ごじゃごじゃと色々入っています。

 

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立派なヘダイ。

 

活魚を見るのも楽しい

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カンパチ,いい色をしています。

奥の水槽にいるのはクロダイとカスミアジ?でしょうか??虫の息ですが生きてます。

南国っぽくて良いですね。

 

輸送物は珍しいものや超高級魚がずらりと

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沼津港は地方からの輸送物もよくあります.パレットが分かれているので,よそものが地ものと混ざらないのは調査する側としてはとても助かります。
年中マグロ(メジサイズから立派なものまで),カツオ,キンメ,アブラボウズなど,冬ならブリやクジラがずらずら並びます.

 

入ると楽しい巻き網船

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巻き網船の水揚げ場は屋外です.

というのも,数トン水槽での取引となるためです.

そのゴミ箱もなかなか楽しいので,入港していたらラッキー!

外洋性の強い魚が入っているので,沿岸ではなかなかいない種類のハダカイワシを目当てに探します.(怒られない程度に笑)

 

この日はなにやら長い魚がおりますね・・・?

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おお!!クロタチカマスですね!!

これもまとまれば売れるのにもったいない・・・.

小田原ではナガスミヤキとかいって高級食材です.

普通のスミヤキ(クロタチカマス)よりも身羽振りが良く脂のノリも最高なのでとてもうまい魚ですし,なによりいつもいつもいる魚ではないので,見られるとちょっと嬉しいですね笑

 

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そして,巻き網のごみ箱からとっておきのお土産はこの子。

タコブネ君です。全然研究とは関係なのですが,見られるとちょっと嬉しいですね.

ちょうどツイッターでもフィーバーが起こっていた少し後です。この子も卵を持っていましたし,産卵か何かで接岸していたのでしょうかね・・・?

真相はともかく,良いものが見られました。

 

今回は以下の魚をいただいたり購入できたりできました。

沼津港の魚屋のみなさん,市場の方々ありがとうございました!!

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あけましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。

 

ネタはたまるのですが,なかなか記事にしようとすると気合がいりますね笑

昨年度末は論文などの書き物がたまってしまいなかなかブログまで手が回らない不始末ぶりでした。

 

今後の方針について迷うことはありますが,深海魚以外にも少しずつ手を伸ばして,投稿を習慣化できればと画策しております。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。