一色さかな村と西浦鮮魚マーケットへ。
雨上がり,期待薄・・・.しかし,深海魚が少し!
2018年もすでに6月あたま.もう梅雨入りである.この日はちょうど雨上がりで,船もあまり出ておらず期待薄な中,とりあえず一色さかな村を目指して早起き.
私の我儘に付き合ってくれた先輩と後輩と.朝4時ごろラボに集合し,眠い目をこすってまずは一色さかな村へ.これが結構遠い・・.
一色さかな村はは朝4-7時のみ営業(土日は昼までやってる店もある.)HPでは8時までとなっているが,7時にはしめてしまう店もあり,また遅くいけばいくほど品物は薄くなっている.ちなみにすぐ横に一色さかな広場という観光客向けの施設があり,そちらも朝市と書いた商店街があるので,わかりづらい.しかし,さかな広場は9時開店ということで,つけばなんとなくわかる.営業日は主に月曜日,水曜日以外である.
一色港では湾内の様々な漁に加え,遠州灘での底曳など様々な漁業の産物が水揚げされることから,広い水深帯の魚が見られる.何より,まとまった数が取れれば市場価値の低い魚でも売られる可能性があるということで,とても魅力的な市場なのだ.
ちなみに,荒尾さん・玉井さんが3報にわけて水揚げされた魚類を記録している.
これらは写真を見ているだけでも楽しい.
http://www.toyohaku.gr.jp/sizensi/06shuppan/kenkyuuho/kenpou21/21kenkyu-hokoku17.pdf
(2021年4月追記第四報目も出されたようです.)
やっとのことで到着.しかし・・・.
これはひどい・・・.
前日の時化と客がいないので,営業日にもかかわらず開店しているのは2店舗だけ・・・.
シロギスにクロウシノシタ,一部シマウシノシタやアカウシノシタもまざる.
ホシザメもいた.
それでも,キビレミシマが見られたのは良かった.しかし,購入には至らず.
メンバーで話し合い,だめもとで西浦へ.
西浦は蒲郡の近くで,一色からは30分ほどで着く.
西浦も7時ほどまでの営業で,
ギリギリ間に合うかどうかというタイミングだったが,せっかく来たので賭けてみることにした.
鮮魚市場 鮮魚マーケット 蒲郡漁業協同組合 西浦鮮魚マーケット組合
西浦は一色とは全く別の系列の港であるため,一色で水揚げがなくとも,西浦では水揚げがあったりするのだ.
深海ものと近海ものがある!!
ヨリトフグ(オレンジの300円)にアオメエソ(黄色の300円).
アラ(ブリと一緒にいる300円)やゴテンアナゴ(真ん中のにょろにょろ)もある.
愛知の沖合底曳網漁業は,外洋まで出て,伊豆大島近海から遠州灘,熊野灘付近までを漁場とすることもあるらしい.
そのうえ,静岡県内で行われているかけまわし方式の深海底曳網漁とは異なり,漁期が6月ごろまである(vs.かけまわしは大体5月まで).
深海魚がいるだけでわくわくする.
キュウセンは立派な雄が揃ってて良い!
ヨロイイタチウオ(奥の濃い青札)は白身がとてもうまい.(しかしその分高めだね…)
アカカサゴもいい型.
私は二ギス(左),アオメエソ(中央),ギンメダイ(右)を買った.
一応サンプルとして,実験で使用するが,のこった部位をつまみとするには,最高のものばかりだ!
ギンメダイは鱗をつけたまま皮をしっかり焼きこむと,パリパリとした良い食感になる.
脂も塩とマッチしてとてもうまい.
まだまだマイナーな魚なのでとても安いしおススメ.
しかし,次回はもっと一色が面白い時に行きたいなぁ^^